Raspberry Pi でデジタルサイネージ その2

さて、前の記事で、ガチョーン! となった
adwaita not found.
というエラーで eog がスライドショーをしてくれないと言う問題、
さて、どのパッケージに入ってるんだろうなと

# apt-cache search awaita

とやってみたものの見つからず、アレコレ調べてみた結果、adwaitaというライブラリを単体でインストールする方法はなく、LXDEをつかっているにもかかわらず、gnomeのテーマパッケージを入れる方法でしか、インストールできないと言う事なので

# sudo apt-get install gnome-themes-standard

とやって、無事にeogでスライドショーが出来るようになった。

次に LXDE が起動すると、スライドショーが始まるように設定を進める。
作業としては、 ~/.config/lxsession/LXDE/autostart のなかに、 @eog -s -f /SLIDE と書き込むだけ。
このファイルの中では、コマンドは頭に@をつけるのがお作法らしい。

# mkdir -p ~/.config/lxsession/LXDE
# echo '@eog -s -f /SLIDE' >> ~/.config/lxsession/LXDE/autostart

あとは、ひたすらスライドショーを繰り返すだけなので、途中でスクリーンセイバーが働いたり、スリープしたりしないようにする設定をすれば、基本的には完成するのだが・・・
正直この辺はよくわかっていない。(^^;
結果的に

/etc/kbd/config
/etc/X11/xinit/xinitrc

この2ファイルを弄ることで、スリープしなくなった。

/etc/kbd/config では、

BLANK_TIME=30
POWERDOWN_TIME=30

という2つのパラメタがそれぞれ300秒と設定されているので、

BLANK_TIME=0
POWERDOWN_TIME=0

0秒(設定無し)とする。

/etc/X11/xinit/xinitrc では、
#!/bin/sh の次に

xset s off
xset -dpms
xset s noblank

の3行を追加する。

これで、再起動すれば、完成。

eogは、フル画面表示にあわせて画像のリサイズをしてくれるのですが、そこに頼ってしまうと次の画像に切り替わる際にもたつく(そこはやっぱりRaspberry PiのCPUは、非力なのでまぁ仕方ない)ので、720P(1280×720)で用意すると軽やかにスライドショーをしてくれる。

次回は、SAMBAの設定と、モニター画面の電源制御をまとめる予定です。